酒の肴 ~佃煮にこだわってみる~
お酒を飲む人も飲まない人も、必ず一度は口にしたことがある佃煮。
これまで長い歴史の中で、しっかりと日本の食文化を支えてきた一品だ。

今では、優に100種類を超える素材の佃煮が日本全国津々浦々、47都道府県の至るところで作られ、人々に食されている。
一言で佃煮と言っても、元となる素材も煮る調理方法もさまざま。
地元の素材を活かしたその地方でしか食べられないもの。
醤油ベースで辛口に煮込んだものもあれば、砂糖をまぶし甘辛く煮込んだものなど多種多様である。
そして何よりも、つくり手の想いとともに、隠し味が込められた“逸品”が、日本各地で味わえるのはこの上ない喜びだ。
晩酌屋では、この“逸品”を各地域ごとに徹底調査。
酒の肴として、ときにはご飯のお供として、実際に味わっていただければ幸いだ。
日本のいいところ探求「酒の肴編」。
第一弾は、佃煮にこだわってみたい。